ヘレン・マークス&ルーベン・ギル - 2078年8月3日

ZAX
「録音中。候補者ヘレン・マークスおよびルーベン・ギル。2078年8月3日」

ヘレン・マークス
「ZAX、本当にここは安全なの？なんだか大きな音が聞こえて…え、嘘でしょ！」

ZAX
「はい。この部屋は安全です。部屋にいる全候補者はすでに死亡しています」

ヘレン
「ああ…カルメン、マシュー、チェンバースさんたちも…全員死んでる…ここで何が起きたの？」

ZAX
「音声ログを再生」

エリザベス・チェンバース
「この…このアバズレが！マシューはあんたのものじゃない！私のものよ！私のもの！」

カルメン・グリーン
*息を詰まらせる*

マシュー・ジョンストン
「このイカレ女、彼女から離れろ！ *荒い息* カルメン、カルメン…おい、目を覚ましてくれ、ベイビー。頼むから目を…」

ジョエル・チェンバース
「なんてことだ、エリザベス…おい、私のカルメンに何をしてる！ うっ、がああっ！」

マシュー
「放せ、ちょっ、おいっ。放せってば！ちょっと、今、説明するから…待て、そいつを下ろせ、やめろ―― *息絶える*」

ジョエル
「ああ、カルメン…エリザベス…ああ…どうしてこんなことに…ああ…私…私は…ダメだ…」

ヘレン
「ZAX、もういいわ。とても聞いていられない」

ルーベン・ギル
「ヘレン、手伝いがいるなら…うわっ！おいおい、ここで何があった？」

ZAX
「リクエストを処理。音声ログを再生します」

ヘレン
「やめて、ZAX。その必要はない。どうやら恋愛関係のトラブルがあったようね」

ルーベン
「ああ、これは…何がどうなってんだか。チェンバースさんたちは完璧な夫婦に見えたのに。まあ、でも食料事情は改善されたか」

ヘレン・マークス
「バカなこと言わないで、ルーベン」

ZAX
「候補者ルーベン・ギルの言うとおり。当面の食料供給は安定するはずです。おめでとうございます」

ヘレン
「最低だわ…あなたたち！死人が出たのよ！私、もうここにはいられないわ。誰かに掃除させておいて」

ルーベン
「待て、ヘレン！悪かったよ！ヘレン！」

Vault 51の治療室に置かれているホロテープ。